私は1964年生まれの61歳、製造業の現場を預かる代表取締役です。
日々は社員や派遣スタッフ45名と共にラインを動かし、仕事を終えれば韓国ドラマやソフトボール、ゴルフ、麻雀で気分を切り替えています。
そんな私も、副業案件に大きな資金を投じて借金を抱えたり、私生活では離婚を経験したこともあります。
だからこそ「甘い言葉にどう立ち向かうか」を経営者の視点で考える癖がつきました。
今回は、話題に上がっている Z∞NE159 という投資案件を調べ、率直に感じたことをまとめます。
表向きの魅力と実態の薄さ

Z∞NE159はAIを用いた投資アプリとして「初心者でも短期で利益が出せる」と謳っています。
しかし、収益化のプロセスは曖昧で、リスクや費用についての説明はほとんど見当たりません。
派手な宣伝に比べ、中身の情報が不足している印象が強いのです。
出金にまつわる不安
口コミを追うと
「表示上は利益があるのに出金が遅れる」「追加条件を課される」といった声が見られます。
投資で最も重要なのは資金を引き出せるかどうか。
ここに疑問符がつく時点で、経営者としては“取引不可”と判断せざるを得ません。
表示と法令の観点

特定商取引法に基づく事業者情報が不十分、連絡手段も断片的。
この状態では、万が一トラブルが起きた際に責任の所在が曖昧になります。
事業を営む立場からすれば、こうした案件に社員を送り込むことは到底できません。
判断のための最低限の手順
- その日に契約せず、まず情報を紙で残す
- 運営者や所在地を登記や外部情報で確認する
- 小額で出金テストを行い、実際に資金が戻るか確かめる
この3つが通らないなら、検討を打ち切るべきです。
まとめ
Z∞NE159はAIや短期収益といった魅力的な言葉を並べていますが、実態は不透明で、出金や法令順守に関して多くの疑問が残ります。
経営に置き換えれば「赤字覚悟の事業計画を承認できるか」という問いと同じです。
結論としては、今は近づかない方が賢明。
副業や投資は華やかな宣伝より、地道に確認できる情報を積み上げて選ぶべきだと感じました。